Project Overview
A Threshold Between Street and Home
- 所在地 — 東京都新潟市西区区
- 敷地種別 — 個人邸宅
- 竣工年 — 2026年
- 設計範囲 — 門構え・中庭・造園
邸宅の記憶を石に刻む
新潟市西区の閑静な住宅地に建つこの個人邸宅では、エントランスの中庭に大ぶりな御影石の巨石を配し、かつての敷地の地形を静かに呼び起こすデザインとしました。整えられた緑との対比が、無骨な石の存在感を穏やかに包み込みます。
道路から玄関へと続く動線の途中には、低い石積みの壁に組み込まれた御影石のベンチを設え、訪れる人が一呼吸置ける「間」を生み出しています。街の喧騒から住まいの静けさへと、ゆるやかに切り替わる時間を石が支えています。
Echoing the Land
Boulders Rooted in Memory
敷地の記憶を映す巨石の配置
造成前の敷地に残されていた等高線の記録をもとに、複数の御影石の巨石を選び抜き、かつての地形の起伏をそのまま庭に写し取るように配置しました。石ひとつひとつの向きや高さには意味があり、庭全体が一つの風景として呼吸するよう計算されています。
A Moment of Pause
The Bench That Invites Stillness
石積みの壁に設えたベンチという間
低い石積みの壁に一体化させた御影石のベンチは、単なる休憩の場ではなく、玄関に至るまでのわずかな時間を演出する装置です。腰を下ろせば、庭の緑と巨石の陰影がゆっくりと視界に入り、外の世界から住まいへと心を整える静かな儀式が始まります。